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【作品名】電撃文庫 FIGHTING CLIMAX 【ジャンル】ゲーム 【共通設定】 【防御力】6m程の高さから地面に背中から落ちて無傷 野球ボールのような勢いで投擲された自販機の直撃に6発以上耐えて戦闘続行可能 拳銃弾の直撃に6発以上耐えて戦闘続行可能 【特殊能力】ゲージ5 ゲージは10秒で1溜まるぐらいの速度で上昇する ジャブで相手を殴り続けると2倍ぐらいの速度で速く溜まる 【名前】御坂美琴 【属性】人間女性 【大きさ】女子中学生並み 【攻撃力】電撃を纏ったジャブを100発ぐらい当てれば共通防御力の相手を倒せる 電撃の槍:腕から電撃を飛ばす、射程10m程度、何度でもできる、銃弾の数倍の弾速。共通防御力の相手に10発ぐらい当てれば倒せる威力 超電磁砲:ビームを発射する、銃弾の数倍の弾速、ゲージ2消費。共通防御力の相手に2、3発当てれば倒せる威力、射程10m程度 【防御力】共通参照 【素早さ】銃弾が5m先から撃たれてからガード可能 銃弾の1/5ほどの速度で移動可能、4mぐらいのジャンプができる 前方に3mほどの空中ダッシュができる 【特殊能力】共通参照 【長所】バランスタイプ 【短所】大嘘 【備考】主人公が名言されていないのでプレイアブルキャラの一人を参戦させる vol.98参戦 vol.98 922 :格無しさん:2014/04/11(金) 22 06 44.06 ID mzguFpdE 格ゲー版御坂美琴考察 シャナと同じく防御無視持ちで、かつシャナ相手には超電磁砲の分有利なのでその上から。 電撃の槍がマッハ2~3程度あるのも地味に強力。 ×ヒヅカ 撲殺負け ○バターズ・ストッチ 電撃の槍勝ち ×オーフェン 爆殺負け ○ジェイク・テリー 攻撃耐えつつ電撃の槍で勝ち ○警察官 攻撃耐えて電撃の槍勝ち ○アム・トランファ 同上 ×男鹿辰巳&ベル坊 爆殺負け ×ジオラ 速度で圧倒されて削られ負け ○友永和樹 反応は同等だが飛び道具の分有利か ×リン・クロサワ 反応同等で電撃の槍は耐えられる。パンチ負け ×砌斌 兵斗 撲殺負け まあ反応的にここら辺が限界だろう。 男鹿辰巳&ベル坊>御坂美琴(電撃文庫 FIGHTING CLIMAX)>アム・トランファ
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―ゲス条家―「それで…当麻‥大事な用って何?」「ん~~とな…今更言うのは照れくさいんだが…上条さんは美琴が大好きです」キリッ「き、急に改まっちゃってどうしたの」///「…美琴を思い浮かべてたらさ…なんだか無性に会いたくなってな…そして今日会って改めて思い知らされたよ…俺は…美琴の事を凄く好きなんだな…って」「……」/// 「だから…この溢れる想いを美琴に直接伝えたかった……おかしいだろ?大事な用ってのはこれだったんだ(苦笑)」「お、おかしくなんかないわよ!私だっていつも当麻の事考えて―――あっ……」///カァー「美琴……」ギュッ「当麻…」「好きだ…」「私も当麻が…大好き…」そして…俺と美琴はお互いの唇を重ねる…甘い言葉でコロッといくんだから、美琴は本当に楽だなwwwwww 「あんっ……んんっ…」いつも、行動派で何事にも積極的な美琴だがキスはまだ恥ずかしいのか、いまだに受け一筋だ柔らかい唇を俺に任せ、しがみつくように俺に抱きつく。俺は舌を使い美琴の咥内を獣のごとく蹂躙し、そして味わう「んくっ……んんふっ……」 …やがて、美琴はおずおずと俺の舌に自分の舌を絡めてくるぎこちない動きだが、それを俺がリードしてあげるクチュ・・ピチャ・・・・二人が奏でる舌の水音が、静かな部屋を響かせる …長いキスを終えて俺と美琴は見つめ合う「美琴……俺…美琴が欲しい」そして美琴は潤んだ瞳で俺に囁く…「うん……私も‥当麻と…一つになりたい…」 …流石お嬢様…言うことが乙女だねえ……可愛らしい美琴を俺はいきなり抱き寄せて、俗に言うお姫様だっこをしてやる。突然の行動に美琴は「きゃっ」っと、声を上げるが、俺は構わずベッドに向かいながら、美琴に愛の言葉を呟く「可愛いな…俺の美琴は」「‥もう………ばか」/// 俺は美琴をベッドに優しく倒して、美琴の制服を脱がしにかかるが――「その前に当麻‥明かり‥‥消して」「だ~め。明かりを消したら美琴の綺麗な体が見れないだろ‥だから、却下♪」「……いじわる」プイッ「いじわるなのは、美琴センセーが可愛過ぎるからいけないんですよ」「そんなの…知らないもん」 …照れてやがる…可愛いくて初奴よのぉwwww なので、再び美琴の唇を奪う。美琴も先程のキスみたいなぎこちなさはなくなり、スムーズに俺を受け入れて舌を絡めてくれる「んくっ……んんふっ……はぁっ…」キスに夢中な美琴に構うことなく、俺は右手を上から制服の中に滑らせ…美琴の慎ましい生乳の感触を楽しむ「んんっ……んくっ…ぷはっ……あまり…自身ないから…やだ…」美琴はあまり自分の胸に自信がないようだな…確かに五和や神裂と比べたら小さいが……だったら……「じゃあ、俺が揉んで大きくしてやるよ」 ゲス条さんは有言実行タイプなので、さっそく美琴を起き上がらせて上だけ服とブラを取る‥美琴は顔を俯き赤くしている。よっぽど明るいとこで直接見られるのが恥ずかしいんだなww俺は美琴の後ろに周ってそして抱きしめる‥その間、美琴は羞恥心でいっぱいなせいか、終始無言‥‥その後、美琴の胸に手を伸ばして、俺は揉み始める‥‥ああ、いいね~~……巨乳とはまた違った弾力がまたeeenewwww 「美琴…美琴のおっぱい可愛いよ」俺は背後から胸を揉みながら、美琴の耳元で甘い言葉を囁く囁いた時の息が耳に届いたのか、体を一瞬震わせ美琴は何かに耐えるように瞳を閉じる「んっ…いちいち…言わな…あん…でよ」健気に羞恥と快感に耐えてる美琴をもっと苛めたくなった俺は両方の乳頭をキュッと摘む「ふあっ!……うぅっ…んん…」美琴は突然の行為に、軽い悲鳴を上げる……だが……美琴の顔が…体が…徐々に少女から女のそれへと変わっていく… 「あれ?美琴なんでそんなに感じてるの?」ニヤニヤ「はぁはぁ…ち…違うも クリクリ―――んんっ!」ビクンッ「強がる美琴は可愛いなぁ……でも、素直な美琴が俺は見たいなあ」モミモミ・・キュッ「…んんっ…当麻の…えっち」たまんねぇ…アンタたまんねぇよ美琴センセー!普段は勝ち気で男勝りな性格のアンタがそんな色っぽい顔で甘い声を出すなんてよぉ!ゲス条さんホンマたまらんわぁ~~!! よーし…ゲス条さんがもっとたっぷりと可愛がってあげようwwwwwwそして俺は左は揉みながら、右手を美琴の一番大事な部分に手を伸ばす「あっ…やんっ…」「美琴……キスとおっぱいだけで…パンツにいやらしい染みがついてるぞ」ニヤニヤ「ば…ばかぁ…」///「中は…どうなってるのかな…」スッ俺は美琴を軽く苛めた後パンツの中に指を忍ばせる。美琴の秘部はぬめりを帯びてとても柔らかい……どれどれ、ゲス条さんがもっと感じさせてしんぜようwwつぷっ…「ぅんんっ!」ビクッ くちゅくちゅくちゅ「んっ…んんっ…はぁはぁ…あんっ…」俺の指は青い果実を味わいながらも情け容赦なく美琴の秘部を責め続ける「なんだ…俺の事をえっちとか言ってたけど、美琴の方がえっちじゃないか…こんなにいやらしい音をたてて悦ぶなんてww」クチュクチュ「…んんっ…や…やだぁ…」 ……恥ずかしくても快感には勝てないか…美琴よ…だんだん俺色に染まってきたなwwよし、ご褒美にゲス条さんのでwwwwwwww苛めてあげようww 愛撫する指の速度を上げながら俺は彼女に囁く「美琴…ごめん…俺我慢できない……いいか?」「はぁはぁ…んんっ……はぁはぁっ…」コクッ美琴から了承を得た俺は、一度手を止めて美琴をベッドに倒させる。そして俺は美琴の下着を脱がさず横にずらし、愚息を美琴の秘部にあてがい、――一気に貫いたズプズプッ!「くうぅんっ!」いきなりの深い挿入に美琴の体は驚きと悦びを上げ、俺の愚息をキュッキュッと、締め付け始めるぅおっ……名器すぐる… まずは俺の愚息がすぐイカないように、動かずしばらく休憩しなければ「美琴…ほら…見えるか…俺とお前…繋がってる…」「う、うん…また一つになれて…私…嬉しい…」繋がった状態のまま、俺に美琴は両手を後ろに回して抱いてくるそんかいじらしい姿に俺は愛の確認をするかの如く、美琴の唇にキスをするよし…大分愚息も落ち着いてきたな「美琴…動くぞ」「うん……いいよ」 そして、獣みたいに俺は美琴の体を貪るように味わい始める。腰を落として奥まで入れたと思いきや、入り口辺りでじらして膣内をかき回したりして、思う存分美琴の体を楽しむ俺が色々な行為を起こすたびに、美琴は切なげな表情をし、口からは嬌声をもらしていくぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!「いいっ……当麻ぁ……気持ち…良いよぉ……はあっ!」美琴は瞳を閉じ、すっかり俺のモノに夢中な様子だ 俺は美琴に羞恥心をもっと味あわせたくなり、繋がったままの状態でまず美琴の足を横に向かせて、そして膝をたたせて四つん這いにさせる…用はバックの体位だ「え…や、やだぁ…こんな動物みたいなこ―― ズン! ――ふぁっ!」「ふふ…ここからだと美琴の可愛いお尻が丸見えだな」パンッパンッ!「いやっ…!…意地悪しな……んくっ…いでよぉっ……はぁはぁ」 「美琴もえっちだよな…俺の動きに合わせて、俺のが美琴の中に深く入るように、動いてくるんだから」ニヤニヤ「はぁはぁ………いじわるぅ」グスン美琴の…普段は強気なあの美琴の泣きそう顔……やっべ、めっちゃ興奮する!だ、駄目だ!美琴を滅茶苦茶にしたい!俺は腰を振る速さを上げて、美琴を突いて突いて突きまくる!突くたびに美琴の柔らかい尻が震え、部屋に肉と肉がぶつかる音が鳴り響く 「はぁはぁ、美琴‥お前の中すっげー気持ち良い」パンパンッ!「あんっ…はぁっ…わ‥私も――ふあっ!‥」「い、イキそうだ‥‥中でいいだろ?」パンパンッ!「だ‥だめぇ‥はぁはぁ‥」「な、中でイクからな!!」パンパンッ!「だ、だめぇ…本当にだ――」俺はそんな美琴を無視して「うっ!」どくっどくっ――――どくんっ!美琴の膣内に俺のDNAをたっぷりと注ぎこんだ「はあ、んんっ……んくっ…はぁはぁ…」 しばらくして、俺達は裸のままベッドで横になり寄り添うように、お互いの温もりを確かめるように抱き合ってた「……ねえ、当麻…もし…できちゃったら…どうするの?」「決まってんだろ……ちゃんと責任はとるさ」「…当麻」チュッ「大好き」ギュッ「ああ、俺もだよ」こうして、美琴と俺の熱い夜は終えたのであった …いやー、女って何で男の言葉をすぐに信じちゃうんですかねーwwwwwwwwww責任?…そんなの関係ねーー!wwwwwwww知wwwwるwwwwwwかwwwwよwwwwwwwwまあ、もし仮にできたとしてもあいつ金持ちだから一人でなんとかするだろwwwwwwwwwwしっかし、おっぱいは小さいが美琴は名器だからいいねーwwwwwwさてと、次は誰とズッコンバッコンしようかなwwwwwwwwww
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【名前】 【スペック】 【能力・所持品】超電磁砲(レールガン) 【短所】 【戦法】 【備考】 【名前】 御坂美琴 【スペック】 レベル5の第三位 常盤台中学の二年生 身長161cm・体重45kg 肉体スペックは女子中学生としては非常に高い(麦野のような人外レベルではない) 【能力・所持品】 超電磁砲(レールガン) 最大出力10億ボルトもの電撃を発生させ、付随して磁力操作・マイクロ波の発生など、 電磁気が絡むことならほぼ何でも行うことができる超能力。 汎用性の高い能力であり、一例として以下のようなことを行える。 超電磁砲 ローレンツ力で加速して物体を撃ち出す技。 主にゲームセンターのコインを打ち出しているが、コインに限らず電気が流れる物体であればどんなものでも弾にして射出することができる。 [威力]…建設中のビルの鉄骨20近くをまとめて突き破り、別のビルの壁に亀裂を入れる。余波で並の風力使いの風を上回る。学芸都市ssでは全長100m級の太陽の蛇を数発で撃墜、PSPとある科学の超電磁砲では、学園都市壊滅級の破壊力を持つ衛星軌道上からの運動エネルギー弾を、相園との協力作業により質量10kgの鉄塊を弾頭にした特大超電磁砲で亀裂を入れ自分のエネルギーで自己崩壊させた。 [射程]…コインでは50m。特典SSでは砂鉄で覆った雲海の蛇を高度200mから水平線の彼方までとばし、その後アニメ超電磁砲ではテレスティーナの美琴の身長より大きいロボの腕をはるか彼方まで射出、PSP版では上記の質量10kgの鉄塊を高度1500mまで飛ばした。 [速度]…マッハ3以上。超電磁砲での能力測定では初速1030m/sec、分間8発を記録(最低出力での計測結果)。PSP版で地球旋回加速式磁気照準砲を破壊する際にマッハ13の速度を出している 雷撃の槍 [威力]…10億ボルト。念力使いの無数の木の杭を爆破。雷雲を集めて落雷も可能。核弾頭を無力化 [射程]…有視界距離(?) [速度]…光速 電撃 [威力]…雷撃の槍よりも威力は下がるが、広範囲を制圧可能。外部から建物内部を電撃で埋め尽くすことも可能。爆弾やロケット砲を撃ち落としたり、幻想猛獣をジュール熱だけで吹き飛ばしたり [射程]…有視界距離 [速度]…光速 砂鉄操作 地中にある砂鉄を引き出し操作する。 [威力]…高速振動でゴーレムの腕や戦車を切断 [射程]…周囲200mほどから集められる。高高度のヘリにも磁力は届く。 [速度]…時速150kmを追い越す 他に数メートルのタンクを放ったりレール百本以上を降り注がしたり砂鉄の津波でロシア軍を叩き潰したり砂鉄の竜巻や全長60mはある砂鉄の巨人を生成し操るなど 電磁波 [威力]…内臓をかき乱す。ミサイルのレーダーを乱す [射程]…2km以上? [速度]…光速 【防御方法】 砂鉄の渦 ロシア軍の砲撃でびくともしない 鉄製瓦礫類の壁 幻想猛獣の爆撃、フレンダの爆弾など防御、ジェット燃料入りのタンクローリーの爆発にも耐える 電磁バリア 陶器爆弾の破片や、第5位の食蜂操祈の精神攻撃を防御。意思と関係なく発動するので自動防御のようだ 原子崩しをそらせる。視界外からでも察知可能 【移動速度:移動方法】 電磁加速 自身に電磁加速を加え、運動能力を強化 水分子の翼 水蒸気が大量発生した環境下で飛び回ることに成功。本来のスペックが出せていない雲海の蛇と互角以上に渡り合えるレベルの速度(音速以下と思われる) 磁力 鉄素材と引き合って飛んだり壁を駆け上がったり。浮遊も可能な模様 【反応速度】 拳銃の弾やメルトダウナーを避けているあたり少なくとも一般人レベルではない 電磁波レーダー 足音を聞いてから10メートル後方にある御坂妹を感知、射程半径10メートル?、間に金属やコンクリートを挟まれると感知しにくくなる。 電磁バリア レーダーとの連動、電撃で迎撃。 【短所】 能力を長時間使いすぎると「電池切れ」となり、能力の出力が大幅に下がる。 磁力操作など多くの応用があるが根本は「電気の発生」であるため、電気の発生を封じる能力が相手だとほぼ何もできない。 【戦法】 電撃が届く範囲ならば初手電撃 それよりも遠距離ならば砂鉄を展開し、守りを固めてから水翼を発動し、射程内まで近づいてから電撃、長距離超電磁砲 【備考】 水分子の翼は特定状況下のみで使用可能。
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心底、面倒臭い。 横にいる相手には聞こえないよう言の葉は胸の奥に秘めておきながら。 それでも隠し切れない感情を重い溜息に変えて、月のない夜道を進む。 「なぁなぁ! アレはなんだ?赤くて、ピカピカしてるやつ!」 鈴の鳴るような声に反応し、視線を其方に向ける。 恐らく、数メートル先に直立している信号機を指しているのであろう。 華奢な体躯からすらりと伸びる腕の先。 細く、たおやかな指先をぶんぶん振りながら好奇心全開な視線を僕に向けてくる彼女。 「……さっきも教えなかったかい? あれは、信号機って言って――」 本日二度目となる説明を開始した僕の唇は彼女の容赦ない平手打ちによって塞がれた。 強烈なビンタから、悲鳴をあげる隙間すらなくぴったりと唇を覆う掌。 普通に痛い。 そして苦しい。 自然、睨み付ける様な表情を浮かべてしまうがどうやら僕以上に彼女はご立腹らしい。 「アンタはアタシを馬鹿にしてんのか! 信号機は、さっきの青いのだろ!」 掌を退かせ僕が糾弾を開始する、その前に烈火の勢いで彼女は言葉を紡ぐ。 召喚、当初から薄々勘付いてはいた。 だけど、考えたくなかった。 「一回までなら許してやる! だからさっさとあの赤いやつの正体を教えな!」 まさか、自分の召喚したサーヴァントがこんなにも馬鹿だったなんて。 大体、サーヴァントは召喚に際し聖杯から必要最低限の知識を教えて貰っている筈なのだがそれはどこへ消えてしまったと言うのだろうか。 信号機を知らないだけならまだ理解出来なくも無い。 人間――英霊であっても――誰しも全てを知っているワケではない。 自分が信号機を知っているからと言って、相手にもソレを押し付けるのは些か傲慢が過ぎるだろう。 知らない事は、知れば済む話なのだし。 だけど、だけれども。 赤く点滅する信号機と青く点滅する信号機を別々に理解したうえに、言葉に対し暴力でキャッチボールを行う相手にどう物事を教えれば良いと言うのだ。 否、信号機云々は問題の本質からは程遠い。 確かに、互いの認識――或いは常識の摺り合わせは、根気強く付き合っていけばなるほど確かに可能だろう。 だが、暴力による返答、これが問題だった。 些か以上に貧弱な僕の体に、仮にも英霊と呼ばれる存在からの殴打は荷が重い。 必然的に会話を避けていたのだがどうやらこの英霊様は絶えず喋っていないと我慢出来ない性質らしい。 「赤いのも、青いのも同じ信号機だよ。……点滅する色によって発信する意図が違うんだ ……ほんとに、こんなんで勝ち抜けるのかな……」 小学生の子供を相手にしているような錯覚に陥りつつ、ポロリと本音が漏れ出してしまう。 それは、偽らざる素直な気持ちだった。 どうしても、叶えなくてはならない願いがある。 例えどれ程の怨嗟を受け、生涯許される事の無い罪をその身に背負ったとしても、叶えなくてはならない願い。 からっぽな僕に残された、たった一つ形あるもの。 聖杯戦争。 魔術師とサーヴァントの主従が、たった一つの願望器を巡って争い、殺し合う儀式。 曰く、何でも願いの叶う願望器。 聖杯の存在は、崩れ落ちそうな意志を再び奮い立たせるには充分すぎる以上に効果を発揮していた。 愛し気に、首筋に現れた印を撫でる。 令呪と呼ばれるそれは、サーヴァントに対する絶対の命令権。 生意気なサーヴァントを律する事も可能であれば、一時的とは言えサーヴァントの力を強化する事も出来る。 その圧倒的な力量差から、サーヴァント同士の争いに介在する事は不可能だが、令呪を用いれば力の劣るサーヴァントでもジャイアントキリングを起こす目も出てくるだろう。 ――勿論、敵対するマスターも同じ事を考えているだろうから、実際に起こる可能性は相当低いのだが。 と、そこで再び視線を自らのサーヴァントに向ける。 「……不満そうだなね、アサシン」 先程漏らした言葉をしっかり聞いていたのだろう。 露骨に不満そうな表情をしているサーヴァント。 黒を基調とした豪奢なドレス姿から伸びるのは対照的に透き通るように白く、何処か艶めいた素肌。 長く伸ばされた黒髪は風に揺れ蟲惑的な香りを醸し出している。 小学校低学年位の身長でしかないのを差し引いても、充分美女といえる存在。 街中を歩いていたら思わず他人の目を惹きつけそうな彼女ではあるが――隣にいて尚、その存在を見失いかねない程、存在感が希薄だった。 否――最早皆無と言っても過言ではない。 アサシンの持つスキル、気配遮断。 知識として理解してはいたが、いざ体験するとここまでのモノかと驚いてしまう。 「別に、アンタがどうアタシを値踏みしようと勝手だけどさ……弱音を吐かれるのは鬱陶しい」 じっとりとした視線。 その眼差しに、比喩ではなく本当の意味で冷や汗が一筋零れ落ちる。 如何に幼い少女の姿をしていても英霊は英霊。 この舞台に呼ばれるに足る逸話と力を保持しているのだ。 その気になれば、華奢な僕の身体など位置を数える間に千は殺しきるだろう。 自分自身の力量を卑下するわけではないが、彼我の差は絶対だった。 「別に、ちょっと不安になっただけさ。君の力を疑っているワケじゃない。 ――勝つのは僕たちで、願いを叶えるのもまた、僕たちさ」 先程溢した不安は確かに、混じりけの無い純粋な気持ちである。 だがしかし、これもまた純粋な本音だった。 正直、滅茶苦茶驚いた。 その数分後により驚く事になるのだが、それはさておき、兎に角驚いた。 戦争の前に、自軍の戦力を確認しない愚かな将などいる筈は無い。 サーヴァントを召喚し、少女がアサシンのクラスを名乗ると同時。 マスターに与えられた特権の一つである、ステータス確認を用いたところ、僕の視界に飛び込んできたのは最低Bランクに平均Aランクというアサシンでは到底考えられないような数値である。 スキルによる底上げや、逆にスキルによるマイナス補正などランクの調整は確かに存在するらしいが、そんな小細工は一つもない純粋な彼女の実力がそこには示されていた。 加えて、アサシンとしての固有スキルを失っているなどという事も無く。 言ってしまえば、三騎士クラスのサーヴァントにアサシンのスキルを付けるというバランスも糞もないステータスになっていたのである。 そして、彼女を彼女足らしめる切り札である宝具。 Aランクという文句なしの宝具に優秀なステータス、ほぼ確実に有利を取れるスキル。 苦手な性格且つ頭が悪いのが難点だが、それを補って余りある程の勝率を見出していた。 ――とは言え、その頭の悪さが勝敗を左右する結果になりかねないのは肝に銘じておかなくてはならないだろうが。 「……赤は止まれ、で青は進め。じゃあ……アレはなんなのさ」 心配していない、の一言で機嫌を直した彼女の興味はまたしても信号機に移っていた。 赤と青、この二つの意味を漸く理解したらしい彼女は、新たに現れた黄色の存在にご執心らしい。 「決まってるだろう? 黄色は……アレ? えと、黄色は……」 はて、どうやらど忘れしてしまったらしい。 脳内をフル回転させて記憶を手繰る。 一般常識では、あるのだが……深夜に出歩く性質でもない僕に黄色信号と触れる機会はとんと無かった。 止まれと、進めの間……わからない。 赤と青の中間というのなら、ゆっくり進めにも思えるが、これはきっと違うだろう。 なら急いで渡れ、かとも思ったがどうにもしっくり来ない。 何にせよ、彼女に真偽を確かめる術など無いのだし多少自信が無くともこれ以上機嫌を悪くされる前に答えておくべきだろう。 思考と同時、ぞわり、と全身に悪寒が走る。 またご機嫌斜めか……。 そう考え、数秒の間内に向いていた意識を外に向ける。 その刹那。 張り詰めていた意識の一瞬の空白。 ひうん、ひうん、ひうん、ひうん、と。 泣き叫ぶような、空気を裂く音が僕の耳に届いて――ナニカが落下する感覚と共に、気付けば僕の瞳は自分の胴体を見上げていた。 考えるまでもなく、理解する。 僕の意図はここで切れ――僕の聖杯戦争は終わりを告げたのだと。 段々と霞んでいく視界に映るのは、闇に紛れて霞みそうな、黄色。 ふと、頭を過ぎる。 ああ――黄色は、注意しろ――だったっけ。 +++ 「ざっとこんなもんですかねー」 自分の呼び出したサーヴァントが、自分と同じマスターと呼ばれる存在を殺すのを、少女――御坂御琴は一時も目を離さず見つめていた。 既に一定の信頼を気付いていたのだろうか楽しげに会話し、揉め、また笑顔を浮かべていた彼ら。 どう見ても小学生にしか見えず、見る場所によっては微笑ましくすら思う組み合わせではあったが……それでも、美琴のサーヴァントは幼い相手に対する情けや容赦など一切含まず、彼らを血に沈めた。 圧倒的、そう評するしか無いだろう。 如何に幼く見えたとは言え、彼らも立派な参加者であり、少なくとも美琴の目には周囲に対する警戒を解いたようには見えなかった。 美琴のサーヴァント――アサシンは、確かに不意打ちや闇討ちに長けたサーヴァントではあるが、それにしても凄いとしか表現の仕様がない。 アサシンの宝具である、不可視に近い糸。 一体どのような原理なのか、その糸を繰ると、此方が一方的に視認出来るだけの距離に居ながらにしてマスターと思わしき少年の首に糸が巻き付く。 それでも、気付かれれば即座に外されて終わりだろうと思うが、そのような仕組みか少年がその気配に気付く様子はない。 ――こうなってしまえば、結末は一瞬だ。 僅かでも動揺を誘う為だろうか、小柄な体躯で堂々彼らの前に姿を現すアサシン。 相手が何らかの反応示すその刹那。 まるで学芸会の指揮者のように、アサシンは指先をくいっと振り上げ、ついっと斜めに振り下ろす。 それで、終わり。 名も知らぬマスターと、名も知らぬサーヴァントの姿はずたずたに――ジグザグに、切り裂かれて、その命を終える。 「怖気ついちゃいましたか?」 たった今、二つの命を奪ったなど微塵も感じさせない口調でアサシンが美琴に問い掛ける。 その瞳は探るようで、返答を間違えば即座に命を落としかねない危うさを孕んでいる。 「そう、ね……ショックなんてありません、全然平気です。なんて言ったら嘘になると思う。 ……でも、この位で……たった二人死んだ――ううん、殺したくらいで、折れるつもりは無いわ」 「ふう、ん。それなら全然問題ないですけどねー。……取り合えず、暫くは予定通り剣玉必殺。獲物が網に掛かるまで姫ちゃんは姿を隠しとくですから。マスターは、予定通りに無防備な姿をアピールしてて欲しいですよ。――その方が、手っ取り早いですし」 アサシンは、美琴の身体が微かに震えているのを見逃さない。 だがそれでも、その言葉に宿る意志の強さを見て図ったのか、それ以上追求する事は無く一方的な要求を告げるとこれ以上話す事は無いとばかりに霊体化して姿を消す。 姿を消しただけで、居なくなったワケではないが、其れでもあの威圧感から開放されたと言うだけで思わず安堵の吐息が零れ落ちてしまう。 「ごめんなさい、なんて一方的で意味無いなのはわかってるけど。……でも、それでも、ごめんなさい」 彼らも覚悟してこの聖杯戦争に臨んでいる。 放っておいても、誰かに殺し殺されるだけの存在――そう理解してはいても、胸中のん美外感情は消えることなく美琴の心を蝕む。 殺人も、それに加担するのも同罪だと美琴は思う。 彼らに直接手を下したのが自分ではないとは言え、その命を下したのは間違いなく彼女だ。 それ故に、この場において初めて感じる――そしてこれから幾度も味わう事になるであろう罪の意識に押し潰されそうになりながら、それでも前を見据えて懺悔の言葉を紡ぐ。 ただの自己満足であるとは思っても、其れでも彼らが安らかに眠れるように、と。 後悔がないと言えば嘘になる。 だが、あの少年に叶えたい願いがあったように、美琴にも叶えたい願いがある。 その願いを叶える為なら、例えどれ程自らの手が血に濡れようと構わない。 元より、これからの幸せを願うには重すぎる罪を背負っているのだから。 たった今殺した彼と彼女だけで収まる話ではない。 既にこの身体は、一万人以上の罪に濡れているのだ。 今更罪を重ねようと、最早自らが幸せになる道は閉ざされている。 「もう、これしか方法が無いの……他の奴等に願いがあろうとなんだろうと――そんな幻想、ブチ殺してやるうじゃないの」 それならば、自分に残されたのはせめて遺された罪を清算することだけだと。 恐らく、もう二度と会えないであろう誰かを思いながら、狩人はただ得物を待つ。 自らの所為で犠牲になった妹達の全てを救い、その全てが幸せになれる世界――彼女達が誰かに利用される事無い世界を、夢見て。 +++ アサシン――紫木一姫は、危うく、不安定なマスター召喚されたときの事を思い出す。 細かい会話など覚えていない、元より興味の無い事柄だ。 色々と応用の利く能力を持っているらしいが、魔術師というわけではないらしく魔力供給も碌に行えない少女。 暗く、澱んだ瞳をした少女が口に出したたった一つの願い。 (もう元には戻れない――だから、せめて残った罪を精算したい、ですか) 曰く、自分自身の不用意な行為で産み出された命を救いたい、と。 自らの身体が罪に溺れ、沈むのを待つのみと知って尚、足掻きたいと。 その身に更なる罪を重ねても願いへ到達出来る保証は無く、仮に願いを叶えてもその場所に自らの居場所はない。 地獄へ落ちるだけの一方通行、それでも構わないと。 その姿に、その言葉に、きっと僅かながら彼女自身の姿を重ねてしまったのだろう。 そうでなくては今頃、自分はマスターを探してさまよう事になっていた筈である。 無論、一姫には自分を犠牲にして他の誰かを救うなんて愚かな考えは存在しない。 彼女の願いはたった一つ――この身に纏わり付く罪の清算、だ。 たった一つ、歯車が噛み合わなかっただけのだと彼女は思う。 小さくて、とても大きな歯車。 世界中には、幸せそうに暮らしている同年代の少女がそれこそ星の数ほど存在している。 自分のように、最早取り返しの付かない罪と、欠陥を抱えているワケでもない。 幸せを幸せと認識できないようなぬるま湯に浸かった存在が、山程。 ――其れが、羨ましかった。 紫木一姫は、ただそうであるように人を殺す。 今は友人でも、いつその境界線が無くなるのかも曖昧で。 敵は殺す、味方も殺す、そして自分を殺す。 こんな有り様で人並みの幸せなど、どうして願えよう。 いつ血に濡れるかわからないその手で、何を掴めよう。 ――其れが、堪らなく嫌だった。 どうして、自分だけ幸せになれないのだろう。 どうして、自分には恋する人と幸せになる権利が無いのだろう。 そんなのは、間違っている――間違っていて欲しい。 だから、願う。 こんな自分との決別と――平穏な日常への仲間入りを。 +++ 【クラス】 アサシン 【真名】 紫木一姫 【属性】 混沌・悪 【ステータス】 筋力:D(C) 耐久:D(C) 敏捷:B(A) 魔力:D(C) 幸運:E 宝具:C 【クラススキル】 気配遮断:A サーヴァントとしての気配を絶つ能力。活発な行動をしていなければ気配を感じ取られることはない。 【保有スキル】 戯言遣いの弟子:A 戯言遣いを師匠と仰ぎ、彼すら騙しうる嘘吐きであることの証明。 あらゆる嘘を見抜き、彼女の吐く嘘を見抜くのは至難の業。 少なくとも同ランク以上のスキルでなくては不可能である。 精神汚染:E 生前の言語能力の生涯及び自分はもう戻れないという思い込みの副産物。 会話による意思疎通は困難であり、精神干渉系のスキルをある程度無効化する。 曲弦師:A 曲弦師としての極地。 対象に気取られる事なく曲弦糸を自由自在に操る事ができる。 人格形成:A 対象を観察する事が相手が望む性格を自由自在に形成する事ができる。 【宝具】 『曲弦糸(ジグザグ)』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:100 最大捕捉:100~200 彼女自身の代名詞ともいえる宝具。重力、反発力、摩擦、遠心力、はたまた滑車の定理など、この世に満ち溢れる様々な力を駆使して糸を操る。彼女自身が糸であると認識したものなら構わず使用可能であり、生前は必要としていた滑車や手袋等も、この宝具が自由自在に糸を操ったという概念に昇華されていることから必要としていない。縦横無尽に糸を這わせ相手をズタズタに引き裂く、山一つ覆うほど範囲を広げ糸の結界内に侵入した対象の人数や会話内容の把握等汎用性に優れる。また、自身の持つ曲弦師としてのスキルやアサシンの気配遮断等も合わせこの糸を感知するのは困難となっている。 『危険信号(シグナルイエロー)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1 彼女自身が対象を敵であると認識してしまった場合、その存在を見過ごす事ができず、同盟協力等一切不可能になり攻撃を仕掛けてしまうようになる。生前の逸話が宝具となったもので、呪いのようなものであり、正攻法だまし討ち人質等々あらゆる手段を用いて対象を排除する。その呪いの代償としてこの宝具が発動している間のみ幸運以外のあらゆるステータスがワンランクアップする。 【weapon】 『糸』 なんの変哲もない糸だが、曲弦師が使用する事で兵器となりうる。 【人物背景】 出展は「戯言シリーズ」 可愛いので皆『クビツリハイスクール』と『ヒトクイマジカル』を見よう。 【サーヴァントとしての願い】 間違えた一歩目をなかったことにした上で、戯言遣いや哀川潤、遊馬達との出会いをやり直し、殺人をしたこともなく今後することのない普通の女子学生としての生を送り直す。 【基本戦術、方針、運用法】 曲弦糸を用い糸の結界を張り、網に掛かった得物の会話を吟味し、刈り取る。 【マスター】 御坂美琴@とある科学の超電磁砲 【参加方法】 都市伝説として流れていた聖杯戦争の噂に縋り、箱舟のデータにハッキング。 【マスターとしての願い】 絶対能力者進化実験の完全消去及び死亡した妹達の蘇生、寿命長期化。 【weapon】 なし。 【能力・技能】 学園都市第三位の発電能力者。 基本となる攻撃は速度と連射性に優れた直接電気を放出する電撃。作中ではよく高圧電流の槍を投げつける「雷撃の槍」を使用しており、最大電圧は10億ボルト。落雷を発生させることも可能。 磁力を操作することで、周囲の鉄を含む金属を意のままに動せる。これにより盾のように組み固めて相手の攻撃を防御したり、建材や瓦礫を集めて足場を作成したり、鉄筋や鉄骨などを使用した構造物の壁を自由に歩いたりなど幅広い応用が利く。さらに、地中の砂鉄を操って、表面を振動させて物体を切断し形状や長さが変化する「砂鉄の剣」や、津波のように地表を呑み込ませたり、竜巻のように突き上げるといった攻撃も可能。 直接的に電気信号や電子を操作することで、電子機械に対する高度なハッキング(クラッキング)を可能としている。また、磁力線が目視できるなど電磁気関連においては高い知覚能力も有し、AIM拡散力場として常に周囲に放出している微弱な電磁波からの反射波を感知することで周囲の空間を把握するなど、レーダーのような機能も有している。 【人物背景】 とある科学の超電磁砲既刊1~9迄。 面白いので是非読んで把握しよう。 【方針】 どんな手段を用いても聖杯を手に入れる。 基本は、曲弦糸による情報収集からアサシンの気配遮断を用いた不意打ちだが、難しそうなら同盟からの裏切り等も選択肢に含む。
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【作品名】とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲(レールガン) 【ジャンル】漫画 【名前】御坂美琴 【属性】超能力者 学園都市に7人しかいないレベル5の第3位 【大きさ】女子中学生並 【攻撃力】パンチ一発で女子中学生を数m吹っ飛ばす。 男子高校生を背中から蹴っとばして4・5mほど転がす。 発電能力者であるため、さまざまな特殊攻撃が可能。 超電磁砲(レールガン):電磁誘導でコインを加速させて撃ち出す。 射程50m程で、それ以上飛ぶとコインそのものが溶ける。 威力は直撃しなかった自動車が着弾時の衝撃波で上空10mぐらいに吹き飛ぶ。 直撃の場合5・6m程の怪物の胴体に2mほどの穴を開けて貫いたり、縦に突き刺さった電車のレール三本を容易に貫いたりする。 砲弾初速・秒速1030m(約マッハ3.03) 連発能力・1分間8発(7.5秒に一発) 電撃:10億ボルトの高圧電流を自在に操る事が可能。基本的に思考発動。以下作中の使用パターン。 ・前髪から飛ばした電撃で十数m先の電柱にあて電灯を破壊。 ・自身の周辺7・8mほどの範囲に電撃を放射して7人の人間を黒焦げにして気絶させる。 ・5・6m上空にばら撒かれた空き缶爆弾100個以上を落下する前に電撃ですべて打ち落とす。 ・陶器爆弾の破片をすべて打ち落とす。 ・本気で撃つと横10m程の太い電撃となる。射程数十mほど。 5・6mほどの怪物に放った際、相手は誘電力場で直撃を避けたが体表面が電気抵抗の熱で消し飛んでいる。 磁力:周辺の金属や砂鉄を磁力によって操る事が可能。基本的に思考発動。以下作中の使用パターン ・砂鉄を操って剣状にして相手に切りかかる。ブレード部分が振動してチェーンソーのようになっている。 ムチ状にしてリーチを4・5m伸ばしたりもできる。 剣として手に持たなくても地面に手をついて磁力を操る事で11の鞭状の砂鉄剣を作り出して相手に襲い掛からせる事が出来る。(射程10mほど) 5・6mほどの怪物の腕を切ったり、コンクリートに突き刺さったり、2・3mほどの氷柱を砕いたりした。 ・柱の一部を磁力で抉り取って相手に投げつけたり、周辺にある電車のレール百本近くを操って相手の頭上から落としたりできる。 ・砂鉄を磁力によって高速回転させ、10数mほどの砂鉄の竜巻を作って相手を巻き込む。射程10mほど 数十秒ほど時間が有れば自然落雷を誘発させる事が出来る。 【防御力】 自身を中心に雷球を発生させた際、20m程の爆発が起きたが自身は無傷。 三日三晩まともに休憩せず行動し、暗部組織と連戦を行うなどなかなかにタフ。 自身と同様の電撃系の能力の場合、数十mは離れて壁越しでも攻撃の出を察知して捻じ曲げる事が可能。 作中では麦野沈利の使う粒子・波形のいずれでもない『曖昧な状態』に固定した電子を放つ粒機波形高速砲を 感知して捻じ曲げている。(複数の高速砲にも対応) 磁力:磁力によって近くの金属や砂鉄を集める事で盾代わりにすることが可能。金属はほぼ一瞬で集める事が出来る これにより近距離で起こった爆弾の爆発を防いでいる。 崩落してきた建物の瓦礫をすべて斥力で跳ね除けて回避したりもしている。 【素早さ】4m程の位置で爆発した陶器爆弾の破片が2mほどの距離に近づいた時点で電撃で打ち落とす。 10m程の位置から発射された超小型ミサイルが4・5mほどの距離に迫ってから磁力により大ジャンプして天井に張り付くなどの反応。 全力で走って十数m離れた距離から落下してくるバッグを空中でキャッチ出来る。 前を走るチンピラ集団に後ろから走って追いつける。 磁力:建物内で磁力を最大にする事で高速で天井に飛んだり壁に張り付いたりすることが出来る。 超小型ミサイルが数mほどの位置に来た時点で天井に回避したりしている。 これを利用する事で建物内では3次元的に動く事が可能。 【特殊能力】 10億Vの高圧電流、電磁波、磁力などを自在に操れる。(作中説明) 電磁波:全身から微量に発している電磁波の反射を受ける事で死角の位置にあるものも探知が可能。 そのためスタングレネードで目と耳がやられていても超小型ミサイルを感知して天井に飛んで避けた。 また、機械の遠隔操作などが可能であり、監視カメラ、赤外線センサーなどを無効化、 警備ロボットを3m程離れた物陰から操る他、暴走させて故障させたことあり。 ハッキング:ネット経由でサイバーテロを起こす事が可能。だがスレ的には意味ないっぽいので割愛。 【長所】いろいろ特殊能力持ちで強力な攻撃持ち 【短所】素の防御面 vol.2 722 :格無しさん:2010/11/03(水) 16 55 51 ID rsGbB2ne 上出来です。 麦野沈利考察 2m先からの音速反応+原子分解 オーガさんより下は全部一撃で倒せるだろうからその上か ○ 緋村剣心 いくら先読みされても拡散する光線は防げないだろうし勝てる ○ 志々雄真実 原子崩し勝ち × 古代進 瞬殺される × 清河 気飛ばされ負け × 坂田銀時>谷君 速すぎて瞬殺される 古代進>麦野沈利>志々雄真実 御坂美琴(漫画)考察 防御力の面から麦野よりは上だろうね。防御力が上条並みってのがすごい・・・。 ○ 坂田銀時>谷君>清河>古代進 全方位電撃→超電磁砲勝ち × ジョニー・ブレイズ たぶん目が合って1万人の妹をみすみす製造させ、あまつさえ見殺しにしたことが 思い浮かぶだろうから苦しみもだえているうちにその後炎食らって負け ○ ネイキッド・スネーク 全方位電撃で勝てる △ ソリッド・スネーク 相討ち × リゾット・ソエロ 鋏負け × 御神苗優 ナイフ負け ○ ペガサス・J・クロフォード フルパワー電撃→超電磁砲でなんとかなるか? × 江戸川コナン もうこの辺になるとでかすぎてどーしよーもねーよ ソリッド>ネイキッド=ジョニー=御坂美琴>銀さん
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{ ヽノ¨′ ノ \._ イ | | __ | | . ≦ ---- ミ .、 { { ,.イ´ ‐ ァ一 ヽミ 、 '. '.__ ,. イ ,ィ ´ ,. ´ / } ヽ ヽ ∨ ∨ 廴ー≦/ /{ {/ / ハ ハ ∧ ヽ.| \彡ァ / , イレ / / / ∧ i 〈. \ } >/7 / ,/ / / / /∧ミ| | }ミ \/ ,ィ/ / // イ , / / / / }ミ! ! | _ | >’ {///{{/ ∨//´/ / / ト | | { / ` ー 、 '< 、 | V/人 乂/、/ ィ/ ..斗ト}! l 乂 r {´ ̄ ̄` } ` <. \ 丶 { u. `¨¨´ ノ弋¨¨´ ノ }/ヽ、{ 廴≧ー{ Y´ ̄ ` / ` ミヽ人 /´「> _ `ー< イリ厶-ミ {  ̄ `7⌒¨¨ / V {\ ヽ u///彡' ≦一 >ーy ヒ>‐ノ 【プレイヤー】 ぬこ大好き ◆yW0B6W57a6 【キャラクタ】 名 前 御坂美琴 性 別 女 年 齢 15 種 族 人間 カバー 中学生 財産ポイント 1点 ライフスタイル 中流家庭 (常備化:1) 住 宅 一般住宅 (常備化:1) 【シャード】 色彩 形状 場所 白 その他 髪飾り 【ライフパス】 出自 異世界生まれ 境遇 優等生 経験 虚実 邂逅 いいひと 【レベル】 クエスターレベル 5 アタッカー 1 キャスター 2 オーヴァーランダー 2 (初期作成時取得クラス) キャスター:2オーヴァーランダー:1 【能力】 【体力】 【反射】 【知覚】 【理知】 【意志】 【幸運】 基本値 10 8 13 15 16 11 (追加1点) 1 能力ボーナス 3 2 4 5 5 3 【戦闘データ】 【命中】 【回避】 【魔導】 【抗魔】 【行動】 【耐久】 【精神】 【攻撃】 【魔攻】 ベース 3 2 4 4 7 10 16 クラス修正 5 2 4 3 3 32 33 3 4 その他修正 2 1 -2 12 2 1d 1d+7 合計 8 4 10 8 8 54 51 1d+3 1d+11 HP MP 命中(魔導) 攻撃 防御 戦闘移動 全力移動 54 51 2d+9 《雷》+3d+14 斬/刺/殴/炎/氷/雷:7/5/3/2/2/2 13 26 【加護・特技】 【加護】 名称 タイミング 対象 参照 オーディン いつでも 加護 P-90 オーディン 同上 マリーシ 判定の直後 自身 P-114 【特技】 名称 タイミング 対象 射程 代償 備考 参照 《ライフパス》 異世界人 常時 自身 ― ― ― P-175 情報:学問 常時 自身 ― ― ― P-177 《アタッカー》 フィジカルタフネス 常時 自身 ― ― ― P-87 フェイドアウェイ ムーブ 自身 ― 5MP ― 《キャスター》 ブーストマジック マイナー 自身 ― 3MP ― P-92 マジックフォーカス 常時 自身 ― ― ― P-93 ファインアート ダメージロール直前 自身 ― 3MP ― P-94 《オーヴァーランダー》 異界の隣人 常時 自身 ― ― ― P-116 異界の理 常時 自身 ― ― 【魔導値】 異界の武技 常時 自身 ― ― 魔法攻撃 死の力 常時 自身 ― ― ― P-117 《汎用》 ヘヴィウェポン 常時 ― ― ― ― P-171 ヒール メジャー 単体 15m 4MP 3d+10 P-173 シールエリア メジャー 自身 ― 1MP ― P-173 リードマジック 常時 ― ― ― ― P-174 【装備】 武器 状態 名称 種別 必要体力 命中 攻撃力 射程 購入難易度 備考 参照 装備:片手 ―/― 魔法 状態 名称 種別 必要レベル 魔導 魔攻 射程 代償 購入難易度 備考 参照 装備:片手 サンダーボルト 魔法 1 -1 《雷》+3 15m 0 ―/10 P-191 防具 状態 名称 種別 回避 抗魔 行動 防御修正 購入難易度 備考 参照 装備 マジックローブ 防具 0 +1 -2 斬/刺/殴/炎/氷/雷:7/5/3/2/2/2 ―/50 【魔導値】+1 P-194 一般 名称 種別 数量 購入難易度 タイミング 参照 天眼の帽子 アクセサリ 1 ―/10 常時 P-186 衣服 その他 1 5/0 オート P-187 携帯電話 その他 1 2/0 オート 装飾品(ゲコ太ストラップ) その他 1 6/1 ― 解毒剤 使い捨て 2 12/2 マイナー ビタミン剤 使い捨て 1 12/2 マイナー HPポーション 使い捨て 2 20/10 マイナー MPポーション 使い捨て 1 30/20 マイナー ―/― 【クエスト】 ガイアを守る 真実の探索 【コネクション】 対象 関係 種類 灰原古凛 いいひと 邂逅 【経験点 : 12点】 常備化ポイント 7点使用 《ヒール》取得 5点使用 【常備化ポイント : 119/120点】 ライフスタイル 1点 住宅 1点 魔法装備 10点 防具 50点 アクセサリ 10点 装飾品 1点 アイテム 46点
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【種別】 人名 【初出】 一巻 【CV】 佐藤 利奈 【概要】 【人物】【世間からの評判】 【性格】【上条との関係】 【食蜂との関係】 【『妹達』との関係】 【能力・スキル】【超能力者(レベル5)入りと『超電磁砲』の誕生】 【学力・知能】 【作中での行動】 【口調】 【余談】 【概要】 学園都市第三位の超能力者(レベル5)にして、「常盤台中学のエース」の異名を取る少女。中学2年生。 本編『とある魔術の禁書目録』ではヒロインの一人、 外伝『とある科学の超電磁砲』では主人公を務める。 【人物】 誕生日...5月2日 身長...161cm 体重...45kg 血液型...AB型 スリーサイズ...78・56・79(胸の事に関してはかなり気にしている模様)。 なお、現実の女子中学生を基準にしてみると胸囲は僅かに平均を上回っており、 身長が中学生で160台になっているのを見る限りモデル体型として理想的なスタイル。 コンプレックスなのは比較対象が悪すぎるだけである。もしくはあちらの世界の水準が高いか。 父は御坂旅掛、母は御坂美鈴。 母である美鈴の事は「ママ」と呼んでいる。 ちなみに「ママ」と呼んでいるのは決して親離れできていない訳ではないらしい(本人の発言より)。 父の旅掛がどこでなにやっているかは知らない模様。 こちらは「パパ」と呼んでおり、父親についての話になると遠くをみつめるような目になる。 記憶喪失前の上条には「ビリビリ」や「ビリビリ中学生」、 記憶喪失後に付き合いの増えた上条には普段は「御坂」と呼ばれている。 しかし、ぞんざいな扱いをされる時は変わらず「ビリビリ」呼ばわりされる事も。 また、白井黒子等、彼女を敬愛する後輩からは「お姉様」と呼ばれている。 これに合わせているのか、妹達からは「お姉様」と書いてオリジナルと呼ばれる。 漫画好きであり、自称「漫画大好き美琴センセー」。 毎週月曜日と水曜日に漫画雑誌を立ち読みしているようだ。毎月十日は本屋に行く。 美琴はヴァイオリンを嗜んでいるが、初春が「持っているヴァイオリンケースだけでも骨董的な価値がありそうだ」と感じていたり、 そのヴァイオリンを預けたり服を着替えたりするためだけに高級シティホテルの部屋をロッカーや更衣室代わりにする、 数千円の高級ホットドックを躊躇いなくおごる……などなど、 その行動は結構なブルジョワジーで、金銭感覚が一般人とはややズレている面もある。 本人は自覚していないが、意外と魔術や魔術師と触れ合う事が多い能力者でもある。 しかし学園都市の頂点である能力者でもある為か、基本は魔術、オカルトといった類のものは信じようとしない。 第三次世界大戦やハワイでの騒動で、「学園都市の超能力とは違う法則の力があるらしい」と薄々分かってはいるものの、未だにオカルトとは認めていない。 夏休み前にあった能力実演旅行にて、レッサーが使用した厚紙での通信魔術を見て「新素材の携帯」と認識したり、 ベツレヘムの星や雲海の蛇といったものを見ても、ロボットなどと自分なりに解釈してきている。 このようなところもあって、レッサーからは「ガッチガチの科学脳」と言われた。 (その後『新約』に入り、特に去鳴と出会ってからは少し「道を踏み外し」つつある。詳しくは後述) 本作のメインヒロインであるインデックスとの仲はそれほど良くはない。 インデックスは美琴を名前ではなく「短髪」と雑な呼び方をしており、美琴からもその呼び方を突っ込まれている。 とはいえ後述の食蜂と同様、根本的に分かり合えないというわけではなく、 新約八巻では彼女達の得意分野を組み合わせた見事な連携を見せている。 【世間からの評判】 「レベル1からレベル5までのぼりつめた『超電磁砲』」 「名門・常盤台中学のエース」 そうした立ち位置から、美琴の名と顔は学園都市内では広く知れ渡っている。 また、「隠しても隠しきれない人格破綻者だらけ」とされるレベル5の中では数少ない、 比較的まともな人格を有している人物であることから、 一般に属する上層部や組織からは「学園都市の顔(広告塔)」として期待されている模様。 しかし、その絶大な知名度と彼女の奔放な行動が仇となって、 「御坂さんっぽい人が自販機を蹴っていた」 「御坂さんに似た人が男子高校生を追い回している」 「御坂さんらしき人が路地裏でサバゲーをしている」 といった不名誉な目撃情報が常盤台中学に報告されているなど、良くも悪くも懸念材料になっている。 「御坂さんだと思って声をかけようとしたら、別の方向から御坂さんが現れた」 【性格】 竹を割ったようなさっぱりした性格で、良くも悪くも直情的。 頭よりも先に体が動くタイプで、気が短く、年上相手であってもタメ口を利く等(超電磁砲S3話では高校生の布束にタメ口を注意されていた)、 お嬢様学校を代表する人物とは思えない程、勝気で活発で奔放。 その反面、ヴァイオリン演奏を得意とするなどお嬢様らしい一面も数多く持ち合わせており、 レベル5の超能力者である事も相まって、多くの後輩や同輩から羨望の眼差しを向けられている。 それ故に、気軽に話が出来る友人が少なく、 黒子からは「輪の中心に立つことは出来ても、輪に混ざることはできない」と評されている。 本人も周囲から特別扱いされる事を嫌っており、 その裏返し故か、誰に対してでも分け隔てなく接しようとする一面が見られる。 また、頭より先に体が動く点、自分の損得に関係なく(「義憤」か「本能」かという違いはあれど)人助けに動く点、 周りを巻き込まず自分一人で事件を解決しようとする点など、性格的な面は上条当麻と酷似している。 寂しがり屋なところがあり、カエルのマスコット「ゲコ太」や小動物といった可愛らしいものを好むが、 彼女が常に放っている微弱な電磁波を恐れて、動物から避けられてしまうという悩みも持つ。 可愛いもの好きはパジャマや下着等のセンスにも表れており、 特に下着は趣味が子供っぽ過ぎるため、美琴信者である黒子ですら引いていた。 【上条との関係】 美琴と上条の出会いは『禁書目録』本編一巻冒頭の約一ヶ月前(おそらく6月17日~19日前後)、 路上で不良に絡まれていた所に上条が割り込んで来た事から始まる。 少なくとも、この頃から美琴が上条を追いかけ回すなど、二人の因縁は続いている。 (これは食蜂操祈と上条が出会った『1年前の8月』の約10ヶ月後に相当する) 『妹達』の一件が解決して以降は、上条に対して次第に強い恋愛感情を抱くようになっており、 彼の存在そのものが美琴の精神の根幹に関わっている。 感情が自分だけの現実に影響を及ぼしているのか、 上条の前では能力の制御が利かなくなり、『漏電』のような状態になることもある。 ことあるごとに上条との接点を作ろうと努力しているが、 素直になれない性格や上条の鈍さ、互いの不運も手伝って中々距離を縮められずにいる。 鎌池氏曰く、「上条の出番やセリフは無くても、美琴が登場すると上条のシルエットがボヤッと出てくる」。 「上条は美琴の根幹に関わるキャラクター」であり「美琴の中で上条が息づいている」とのこと。 また、一方通行と同様、時間の経過と共にメンタルが急速に変化・成長していくキャラクターでもあるという。 「上条への恋心」も彼女の重要な存在理由であるが、「学園都市という闇を抱えた場所の平和を守る」 というのも彼女の核であり、美琴視点で描かれる『超電磁砲』においてはその面が強く表れている。 【食蜂との関係】 常盤台中学の同級生かつ同じ超能力者(レベル5)の食蜂操祈とは犬猿の仲。 『禁書目録』小説扉絵でのキャラ紹介曰く、「食蜂が嫌い」「美琴が嫌い」。 食蜂との出会いは常盤台中学に入学して少したった五月の末頃。 直接対面するまでは「お人形さんみたいな綺麗な子」という好意的な印象を持っていたが、 校舎内の廊下で偶然にも対面した際、とある複雑な事情を抱えていた食蜂から 「あなたの顔見たくないの 私の視界に入って来ないでもらえるかしらぁ?」 と言われたことで喧嘩を売られたと認識し口論となり、それ以後ギスギスした関係が続いている。 ただ、その口論や喧嘩の内容は実に子供っぽいもので、一年生当時の美琴の友人から、 「なんだコレ?」「できれば(喧嘩を)見たくなかった 低レベルすぎて」と言われるありさま。 また、食蜂が持つ精神操作系能力である心理掌握(メンタルアウト)は、 美琴が自らの身体の周囲に常に発している微弱な電磁波によって干渉が起きるようで、 食蜂は通常、美琴を操ったり記憶を覗いたりすることができない。 過去の事情や、「何考えてんだかわからない」美琴に対しての警戒心があり、 同様に美琴も食蜂を警戒したり疑ったりする部分があったため、 中学校二年生の夏頃には互いにかなり激しく敵視し合った時期もあった。 大覇星祭後は、『妹達』に絡む後述の事件の解決のため共に奔走したことや、 食蜂が抱え続けていたことの一つが解決したこともあって、両者とも素直になれないながらも、 「上条と共にいたい」「妹達を守りたい」という二人の共通点がきっかけとなって、 少しずつながらも互いに歩み寄りつつあり、傍からは親しく見えるほどに至っている。 他方、二人の能力を組み合わせた場合の相性はとても良い。 電子機器のクラッキングと、心理掌握による記憶の操作・捏造・改竄など、コンビを組むと特に証拠隠滅に関しては最高の結果を発揮する。 お互いの得意分野を組み合わせた、液状被覆超電磁砲(リキッドプルーフレールガン)という『合体』技も存在する。 【『妹達』との関係】 自身のDNAマップから生み出された体細胞クローン・『妹達(シスターズ)』に関して、 幼少期に詐取されたものといえど、結果的に一万人を超えるクローン殺害に発展してしまったと認識、 ある種の負い目や責任感を抱いており、同時にその非人道的な『実験』に対しての怒りを強く感じていた。 現在でも「山のように積み上げられた無機質なマネキンの中で溺れる悪夢」(*1)を見ることがあるという。 『実験』が中止になって以後、生き残った妹達の扱いや保護について関わってはいないが、 妹達の現状や今後については美琴としても気にかけており、 彼女たちが一人ひとりの個性ある人間として一般社会で生きていける将来を望んでいる。 学園都市内に残りカエル顔の医者の病院で暮らしている妹達、 特にミサカ10032号(御坂妹)とは街中でもたびたび顔を合わせているほか、 病院にも様子を見に行くことがあり、現在では「姉妹」として接している。 『大覇星祭』の事件の記憶が消されておらず「妹」の存在を知っている婚后光子に対しても、「私の妹」として紹介している。 【能力・スキル】 電気系能力者・電撃使い(エレクトロマスター)の中では文字通り最強、頂点の存在であり、 能力の象徴として彼女の必殺技の『超電磁砲(レールガン)』を自らの能力名として名乗っている。 代名詞的な技でもある超電磁砲はもちろん、砂鉄の剣や落雷、雷撃の槍など様々な攻撃技を持つ。 これらの派手な技の数々に隠れがちだが、 彼女の真の強さは電子・磁力を自由自在に操る能力を活かして、 複数の用途で多角的に敵を叩く「手数の多さ」にある。 本人も多角的な用途こそが自身の能力の真骨頂と心得ており、 取るべき手段は『超電磁砲』一つだけに決して拘らない。 そのため非常に戦略性の高い戦闘が可能であり、 圧倒的に不利な状況でも、作戦や地の利を生かして敵を翻弄し活路を見出していく。 能力を活かした高度なハッキング技術も持っており、 トップクラスの情報処理能力を持つ初春に捨て身の防衛策を講じさせる程である。 そのハッキング技術を生かした大規模なサイバーテロも実行可能で、 絶対能力進化計画を巡る破壊工作では、実験施設の7割を一晩で再起不能の状態に持ち込んだ。 身体能力も高く、特にスタミナに関しては女子中学生という枠を外して考えても驚異的なレベル。 これは上条と勝負し、その後一晩追いかけ回した事や、 連日連夜にわたる絶対能力進化実験阻止工作で疲労しながらも研究施設の防衛をしていたアイテムを退け、 翌日も活動していたことなどからうかがい知ることが出来る。 ただし、無限にその力を使い続けられるわけではなく、あまりに能力や体力を消耗し続けると、 スタミナ切れをおこして行動不能になってしまうことがある。通称「電池切れ」。 木山春生・幻想猛獣戦などで、電池切れ状態になっている様が確認できる。 格闘など、能力に頼らない生身の戦闘技術も高い。 シャワールームで頭上からドロップキックをしかけてきた黒子を素手で返り討ちにできるほど。 暗部で長い間その手の仕事に従事していたフレンダに肉弾戦を持ち込まれた際は、 火花を一切起こしてはいけないという状況に追い込まれ思うように身動きが取れず追い詰められるが、 目立った怪我一つ負うことなく時間を稼ぎ、結果逆転へと持ち込んだ。 麦野沈利との戦いではその能力・身体能力・格闘技術をフルに生かしており、 麦野の原子崩しを自身の能力で曲げたり、 至近距離から発射された4発の原子崩しは身体能力で全弾回避し、 麦野の高い身体能力を持って放たれる蹴りも数度に渡って的確にガードし、 最後まで致命傷を負うことはなかった。 そして猟犬部隊、上条当麻襲撃部隊、ロシア軍独立部隊といった武装組織相手の戦闘では自身の能力で一蹴し、 「一人で軍隊と戦えるほどの力を持つ」というレベル5の評価を見事に体現した。 このように、御坂美琴は戦闘に必要な多くの才能に恵まれた人物と言えるが、 彼女の本質はあくまで学園都市の「表」の住人であり正義感が強く、殺人に手を染める性格ではない。 その点では暗部組織に所属していた第一位・第二位・第四位に比べ「甘い」と言えるが、 その甘さこそが美琴の魅力であり、白井黒子のような信奉者を生み出す源泉といえる。 もちろん、上条や食蜂と同様、当然ながら「絶対に折れない心」を持っているわけではないため、 新約二巻で行方不明の上条当麻を探すために「闇」と関わろうとしたり、 警策看取の精神誘導で心に秘めた怒りが呼び覚まされ学園都市もろとも破壊しようとしたり、 常盤台中学が暴徒化した学生たちから襲撃されたときには、世間への不信感や怒りから闇雲に暴走したり、 彼女の心の中にある「弱さ」が悪い方向へ傾きかけることはこれまでにも何度もあった。 鎌池氏曰く 「美琴は能力が性格の支えになっており、敗北すると心が折れてしまうのではないかという懸念があって美琴をなかなか負けさせられない」 「美琴を負けさせるには、要は電気を吸収する能力者を新しく作ってしまえばいいが、美琴がどうやって立ち直るかのプロセスを描くのがとても難しく、負けさせるのは重大事」 「スタンダードを極めた能力者なので、パラメーターで勝てない敵にはほぼ何をやっても勝てない」 とのこと。 実際、美琴よりも特異性の高い能力を持つ一方通行には手も足も出ず敗北しており、 魔術を用いる去鳴(サロメ)にもあっさりと破られている。 【超能力者(レベル5)入りと『超電磁砲』の誕生】 美琴がレベル5として認定されたのは、常盤台中学に入学してから自身の誕生日までの間、 つまり4月中に行われた能力測定を受けた時である。(『超電磁砲』第136.5話) 食蜂は中学入学前にレベル5に認定されていたため、この時点では序列も食蜂のほうが上だった。 当初は周囲のやっかみもあってか、「超能力者最弱」や 「大能力(レベル4)と大差ないギリギリライン越え」との評判が立っており、 切斑芽美からも「(子供っぽい)彼女がレベル5なら私たちもすぐにレベル5になれそうですわね」と嘲笑されていた。 後に「超電磁砲」の異名が付く技を始めて使ったのは、五月頃のある日のこと。 当時の三年生、支倉冷理に誘われ、ベアリング用の金属球と能力を用いた的撃ち勝負を行った際に、 金属球を撃ち出す最適な方法として即興で考えて試しに射出してみたものだった。 ただし、この時は初体験ということもあってコントロールすることができず、 よりにもよって美琴を見学していた支倉を掠める方向へと射出し、風圧で支倉をふっ飛ばしてしまう。 当然ながら、身体を木っ端微塵にされかけた支倉に激怒される結果になった。 この経緯から、美琴がレベル5入りした時点では、彼女の能力名は単なる『電撃使い』であり、 支倉との的撃ち勝負の際の閃きとその後の練習によって「レールガン風」に球を撃ち出す技術を習得し、 その後に『超電磁砲』という能力名を申請したものと思われる。 【学力・知能】 レベル1から努力のみでレベル5になった稀有な例(*2)として知られており、その功績は教育指導の模範とされている。 勉学においても優秀で、高校生である上条の宿題をいとも容易く解いてしまう程である。 更には、英数字で構成された18ケタの符号を一度聞いただけで暗記してしまう等、 元来の頭脳も凄まじいものである様子を窺わせる。 また、美琴も含めた常盤台の生徒たちは外国語に秀でており、 フレンダが攪乱を目的としたオリジナル言語を話した際には英語でもフランス語でも無いことを看破している。 ロシアに行った際は、ロシア語オンリーの看板や標識表示を見ても日本語に翻訳する必要性を感じないほど。 これらの理由から、上条にとっては技術や専門知識方面において非常に頼りになる存在であり、 教師である小萌先生に連絡が取れなかった場合は彼女を頼る事も。 【作中での行動】 本編開始前の7月1日には、能力実演のデモンストレーションのためロシアのショッピングセンターに派遣される。 そこで『とても価値のあるオレンジ』にまつわる事件に巻き込まれ、 出会ったレッサーと協力しつつ事態解決に乗り出す。 美琴本人は自覚していないが、この時初めて魔術を目撃している。 一巻から1カ月ほど前に、インデックスと出会う前の上条当麻と出会い、 自分の能力が通用しない上条に打ち勝つべく度々勝負を挑んでいた。 本編初登場は一巻(7月19日)。 この日の夜、第七学区の陸橋で上条と対決し、「超電磁砲」を放つなどして一晩中彼を追い回した。 7月20日の夕方にも上条と遭遇するも、当の上条はインデックスと補習で手一杯だったため適当にあしらわれている。 8月20日(三巻)、記憶喪失後の上条と初めて会う。 会話の最中にミサカ10031号が現れ、ミサカを伴って上条と別れた。 『超電磁砲』ではこの後の出来事が描かれ、 「実験」はまだ終了しておらず妹達が殺害され続けていることをミサカから聞き出した後、 「実験」の関連施設を襲撃し、流れていた第10031次実験のライブ中継でミサカの死の瞬間を目の当たりにする。 「実験」が未だに続いていることに絶望し、自分がわざと一方通行に瞬殺されることで「実験」を止めようと考えていたが、 第七学区の陸橋に佇んでいるところを上条に見つかり、制止される。 上条を遠ざけるために雷撃の槍で攻撃を加えるも、最終的には説得され、代わりに上条が一方通行へ挑むという提案を受け入れた。 その後自分も上条と一方通行の戦闘に立ち合い、一部始終を見届けている。 この時に御坂妹の心を動かし、間接的ながらも上条が一方通行に打ち勝つ布石を作り出した。 四巻では直接の登場はないが、『御使堕し』の影響で竜神乙姫と外見が入れ替わっている。 8月31日(五巻)には、ここ1週間ほど自身に付きまとっている海原光貴にデートに誘われるが、 偶然通りがかった上条を見て彼と待ち合わせているということにし、上条と疑似デートをすることに。 この際、美琴に関わるまいと無視する上条にタックルをかまし、アニメ版での描写が当時ネット上で話題になった。 「待ったー? って言ってんでしょうが無視すんなやこらーっ!!」(原作) 「どるーん、待ったー?」「無視すんなやゴラァァァ!!」(アニメ版) 夜にも上条と偶然遭遇しているが、この時上条はインデックスを攫った闇咲逢魔を追っていたため適当にあしらわれている。 9月1日(六巻)。シェリー=クロムウェルに追い詰められていた黒子を「超電磁砲」で援護し、 その後の地下街の戦闘にも居合わせている。 9月3日から始まった広域社会見学では学芸都市に遠征。 そこで『翼ある者の帰還』と学芸都市の抗争に巻き込まれ、黒子・初春・佐天らと事件解決に向け奔走した。 やはり本人は自覚していないが、この時も魔術の存在に接している。 9月14日(八巻)。"残骸"を巡って結標淡希と交戦し、 結標に敗北した黒子を上条と共に救出した。 大覇星祭編では選手宣誓で超能力者(レベル5)を使うという上層部の意向があり、 隠しても隠し切れない人格破綻者の集まりである為に、7人の超能力者の中でも唯一まともな人間として運営委員会からは安全牌だとされていた。 選手宣誓の交渉を受けた綿辺は 「前学期末には他人の目を気にしてノイローゼ気味になっていたし、今このような場に出すのは彼女にとってよろしくない」と、 美琴を気遣い依頼を断った。 また、美琴の知名度が上がるに連れて不名誉な目撃情報が相次いでいる。(【目撃情報】項の参照) 競技では二人三脚で婚后光子とペアになり、相手の妨害を磁力で回避したり、 相手の服に砂鉄を引っ掛けゴール寸前で止める算段をしていた(実際は使用するにまで至らなかった)などと、 レベル5としての力の片鱗を見せつけた。 また、この二人三脚のみの制限かは分からないが、高位能力者である美琴には電撃の使用が禁止されている。 競技共通の制限では選手に対する能力による攻撃は禁止のようだ。 前述の競技の際、服が汚れてしまい着替えの合間に、湾内絹保が偶然見かけたミサカ10032号を美琴本人と勘違いし、そのまま入れ違いとなってしまった。 競技終了後、湾内絹保に借りた体操服をミサカ10032号が返しに来ていない事を知り、胸騒ぎを感じて捜索を開始する。 その最中、黒子・初春・佐天に迷惑が掛からない範囲での調査を依頼しようとしたが、 三人の記憶から御坂美琴との思い出が消されている事に気づく。 これが食蜂操祈の能力による物であると看破し、「これはもうイタズラじゃ済まされない」と怒りを感じていた。 食蜂の派閥メンバーによる監視もついていて、身動きを封じられた美琴は、 妹と入れ替わっていた事に気づいた婚后に協力を仰いだ。 しかし、美琴と妹のために行動していた婚后が馬場芳郎に重傷を負わされたことを知り、馬場を倒しに向かう。 その際、食蜂派閥のメンバー二人が美琴を足止めしようとするも、威圧感のみで二人を押し黙らせた。 最終的に、湾内絹保と泡浮万彬の二人に屈辱を負わされた馬場が切り札として投入した T MTを軽々と破壊し、馬場を完全に戦意喪失させた。 美琴の妹についての手掛かりを得た佐天・白井から連絡が入り、現在地を報告して合流を図っていたが、 妹達の身柄を捜索している謎の人物に初春と御坂美鈴を人質に取られる。 が、事前に位置の報告を受け、移動していた黒子との連携によって襲撃者を撃退。 食蜂と接触し、襲撃者の雇い主が木原幻生である事と、その目的がミサカネットワークである事を知る。 この際口論になり、食蜂に対し「やっぱりアンタとは一生反りが合わなそうね」と発言している。 木原幻生の身柄確保に向け食蜂と行動し、施設を制圧。 幻生の狙いが都市伝説サイトに載っていた第二学区のビルにある事を突き止め、 そこで外装代脳(エクステリア)を奪った幻生と邂逅。 直後、幻生によってミサカネットワークに特製のウィルスを打ち込まれ、 それにより出現した莫大な力に取り込まれてしまい、レベル6へと進化を始めてしまう。 進化を始めると、意識が曖昧なまま正体不明の黒い球体を作り出し、 警策看取によって『外装代脳』で深層心理を誘導され、窓のないビルへ攻撃を開始。 元の美琴の雷撃の数十倍の火力だったが、ビルには傷一つ付けられなかった。 幻生曰く、この時点で絶対能力者への進化は2%程らしい。 その後、騒ぎを聞きつけた削板軍覇と助けに来た上条当麻が共闘し、 幻想殺しによる接触に成功するが、核を潰さなければ元に戻らないらしく、 触れた部分はすぐさま元に戻ってしまった。 その後、食蜂や黒子の活躍で幻生と警策は敗北。 同時に美琴の意識も戻ったが、黒い球体は消えず、 それどころか美琴を中心に謎の力が集まって、球体は削板曰く「別世界の理解できないモノ」となり、 美琴本人ですら止められなくなってしまう。 上条は美琴を救う為に球体へ右手で接触。 右腕は弾け飛ぶが、直後、上条の肩口から、 それぞれ姿形の異なる八体の竜王の顎(ドラゴンストライク)が出現し、 球体を喰らい尽くされたことで、一連の事態は収束した。 十四巻。C文書を巡る戦いで上条がアビニョンに向かった際、学園都市の動向を聞き出すために上条からの連絡を受ける。 その際、偶然にもテッラと上条の会話を聞いてしまい、上条が記憶喪失であることを知る。 そして、天草式とアックアとの戦いに参戦しようとしていた上条を止めようとしたことがきっかけで、 彼が記憶喪失であると知ったことを本人に告げ、自分の中にある上条への莫大な感情をついに自覚。 しかし、その後出会った際には自分の気持ちに整理をつけられずパニクっている。 また、記憶喪失については上条自身から口止めされている。 十八巻。上条から電話を受け、イギリスのクーデターに巻き込まれた事を察知する。 10月30日(二十巻)。第三次世界大戦が勃発した事により、上条がまだ学園都市に帰ってきて居ないのではないかと推測し、 彼が今ロシア付近にいる事、学園都市の回収対象になっている事を突き止め、 彼への襲撃部隊を倒しロシアへ向かう。 数時間後(二十二巻)、ロシアで出会った10777号を通じて、 ロシア軍による空中要塞(ベツレヘムの星)への核ミサイル発射の情報を得た事で、 上条を救うため、世界を核の汚染から救うために核ミサイルを巡ってロシア軍と戦闘。 これに勝利し見事核ミサイル発射を阻止した。 その後、VTOL機でベツレヘムの星外縁まで辿り着き上条に手を差し伸べるも、 まだ全てを終えていない上条に救援を断られてしまう。 ベツレヘムの星墜落後、 墜落地点付近の港で偶然にも上条の所持していたゲコ太ストラップの残骸を発見するに至った。 その後は学園都市へ戻ったようだが、上条を救えなかったショックからか、 無言のまま第七学区をふらふらとさまよい歩く姿が浜面に目撃されている(新約一巻)。 新約二巻。バードウェイに救出され学園都市に帰還した上条と再会し、 ロシアで回収・修繕したゲコ太ストラップを渡す。 そしてまたも一人で学園都市の外へ行こうとする上条の手を取り、共に行動する事を宣言した。 新約三巻。上条らと共にハワイに向かい、上条の助力となる傍ら、魔術結社グレムリンと交戦した。 その際、ロシアで上条を救えないまま彼が行方不明になってしまった経緯からか、 浮気防止のおまじないがあるという噂の指輪を購入し、独自の模様と着色を施し唯一無二のペアリングとして上条に渡そうとしていた。 しかし、オカルトを信じられないがために、上条に指輪を渡す事が出来ないままになっている。 新約六巻。一端覧祭の途中、上条がフロイライン=クロイトゥーネを救うために窮地に陥っている事をトールより伝え聞き、 フロイラインを狙うブリュンヒルド=エイクトベルと交戦し、一進一退の戦いを繰り広げた。 同時にバードウェイとの戦いで窮地に陥った上条を援護し、勝利へと導いた。 この際トールの変装と間違えた上条に胸を堂々と触られた。 新約十巻。突然オティヌスを連れて反意した上条の真相を問うため学園都市のファイブオーバーを全てハッキングし、雪原で上条と対峙する。 そこで上条から「この世界が二万人の妹達が全員生存し、美琴も含めて誰もが幸せな世界に変わっていた」ことを告白される。 だが美琴はその言葉を断片的に噛み砕き 「そんな都合の良い、ただただ甘ったれた世界に。今さら誰がすがるかっつーの!!」 「それで過去に私が一万人以上の命を奪った事実までは変わらない! 一秒先で全てが救われたとしたって、どんな書類を書き換えたって、私は私の罪から逃げたくないのよ!!」 と一蹴する。 上条が「幸せな世界」に対する事は掌を返して認めることではなく、たった一人でも間違ってると拳を握ること。 「幸せな世界」に勝利し「元の世界」に戻った時には「幸せな世界」を羨ましがるのではなく「元の世界」に戻れて良かったと胸を張ること。 「幻想を殺す」という上条の本質を出して立ち向かう。 それだけで良かったと上条の「幸せな世界」という「幻想」を論破する。 そして「平凡な高校生」である上条の叫びに「そのままで良い」と優しく抱き締め、勝利する。 目が覚めた上条がオティヌスと共に去った後は自らの能力を組み込んだファイブオーバーの軍勢に立ち向かった。 新約十三巻。上条と共に僧正からの逃走劇を繰り広げる。 東京湾の『船の墓場』到着後に起きたオティヌスによる位相の改変から、 そしてデンマークの一件までの全貌を知らされないことから胸の内に突き刺さる『何か』を感じていた美琴だったが、 徐々にその姿が浮き彫りになっていく。 学園都市第三位のレベル5である『超電磁砲』という強大な力が通用しない『魔神』という規格外の怪物と相対し、 しかし上条は「過去にオディヌスや世界を敵に回した経験があった」故にそれに驚く事はなく、むしろ当然として受け止める。 ネフテュスや娘々からはそもそも存在しないかのようにさえ振る舞われ、 『常盤台中学のエース』のプライドさえもズタボロにされる。 「同じ場所に立っている」と思っていたが、それは勘違いで、もはや周回遅れにさえ感じる桁違いの領域をその身を持って体感する。 僧正から上条当麻の邪魔者、美琴が側にいるからその本質を発揮できないなどと全否定され、その上で上条に再び肯定されたが、 それもやはり、美琴の心を炙って「お荷物」にしかなっていない事を自覚させてしまった。 決定的なのは、アローヘッド彗星を取り込んで地球へと再突入した僧正に対し、上条が起こした行動。 右手からピシリピシリとプラスチックに亀裂が入るような音が響き、飛来する彗星を掴もうとするかのように手を伸ばすその姿に、 美琴は身体の内からせり上がるような恐怖を覚えた。 事件収束後、美琴は学生寮のシャワールームで壁に背を預け、掌で顔を覆って、唇を噛んで押し殺すように、 そして明確に、こう絞り出していたのだった。 あいつが…遠いッッ!!! かつての美琴であればかつての「実験」で手も足も出ず敗北した一方通行に勝利した上条当麻を見てヒーローと思い、彼の役に立ちたいとそれを支えに彼の背中を追いかけていただろう。 だが、その彼は桁違いの領域に足を踏み入れていたことで彼女の心の支えをなっていたものが消失。 そして何より、美琴自身の中にある上条への莫大な感情を自覚していたことでそれが余りにも大きな壁として立ちはだかって美琴の心をより強く引き裂き、深い爪痕を残し、孤立した彼女の心は折れてしまったのである。 新約十五巻。上条勢力を襲撃して回っていた『絶滅犯』去鳴と戦闘。 上条当麻に追いつけない自分の非力さ、周回遅れのような取り残されてしまったような感覚に陥っていた彼女は、 砂鉄の剣や雷撃の槍、『超電磁砲』すらも打ち消す、上条当麻以上の力を持つ去鳴との遭遇に対して、 自らの理解が及ばないほどの脅威に対して、新たな可能性、新たなステージへ上がるための足掛かりを見つけたと笑みすら浮かべる。 しかし、暮亞の介入で、正気に戻った美琴は自らの思考に吐き気を催していた。 また、そんな美琴の狂気じみた様子を目の当たりにした去鳴からは、 私も絶滅犯なんて後ろ指差されるほどにイカれているけどさ、でもきっと、アンタは私以上になるよ。このままこっちに進んできたらね と伝えている。 上里翔流の右手が木原唯一に奪われた後、美琴も上条や去鳴と共に巻き込まれるようにして唯一からの攻撃を受けるが、 追撃を受ける中でA.A.A.のスペア保管庫の一つに偶然辿り着く。 駆動鎧の一つに触れて、軽く干渉しただけで去鳴と相対した時以上の新たな可能性を感じ取ると同時に、 それを使う事で、成長の方向性を決定的に違えてしまうこと、「上条当麻の隣を歩くなら、絶対に進んでは行けない道」であることも理解する。 しかし、木原唯一に上条が殺されかけたその時、彼を失ってしまうという恐怖を覚え、激昂した美琴は能力によるハッキングで対魔術式駆動鎧を掌握。 新たな主に合わせて組み代わったA.A.A.を装着し、凶悪な兵器群を用いて、唯一を退けるのだった。 事態が収束した後、去鳴は危機が去ったことに安堵する上条に対して「御坂美琴はじきに大きく踏み外す」「壊れると言ってもいい」と伝えている。 上条から逃げるようにしてその場から立ち去った美琴は、役目を終えて剥がれていく兵器群を気にも留めず、 科学の街には似合わないような言葉を紡ぎながら「掴むべき手掛かり」「登るべき高み」「目指すべき頂上」がどこまでも広がっている事を実感するが、其処には助けたかった上条当麻の事すらも忘れ、ただ自分の新たな可能性と疑問しか眼中に無く、狂気的な言動や精神状態は戦闘狂一歩手前まで陥っていた。 その時、彼女の顔からはまるで何かの副作用のように、大量の鼻血が出ていた。 アレイスターにとって美琴はミサカネットワーク構築の素材のひとつでしかなく、 構築が完了した今となっては美琴本人に価値は無いと評価しており、それ以上に美琴とA.A.A.の接触をむしろ有害と考えている。 かくして木原唯一を打倒するために急を要したとは言え、結果的に「成長の方向性を決定的に違えて」しまったところで新約十五巻は幕を下ろす。 まだ見ぬ領域に手をかけるべく貪欲に成長を求める姿勢は、かつての一方通行や雷神トールに通じる部分がある。 新約十六巻。大熱波のさなか、A.A.A.を操ってエレメントによりピンチに陥った上条を助けたり、常盤台中学を中心にエレメントの撃退に従事していた。 が、いかんせん使っている技術が技術なので身体に影響を及ぼしており、時折不意に鼻血が出るなどの副作用が出ている。 上条もこの事実に対して薄々感づいてはいるものの「美琴自身に魔術の心得が全く無いからどう説明して良いのかが分からない」というのが現状である。 新約十七巻。壊滅的打撃を負った学舎の園に物資を狙った暴徒が流れ込み、 彼らが略奪を正当化しているのを聞いたことなどにより、心的外傷と昏い復讐心を負ってしまう。 上条に保護された後A.A.A.の残骸にアクセスしたが、それによりアレイスターの呪詛を打ち込まれ、口から血を吐いて倒れてしまう。 痙攣していたが、必死に笑って上条に一般人の悪意の原因となった人物を倒してくる約束を守れと告げて、意識を失う。 その後、病院にて上条と会っているがその時には元気な姿を見せていた。 新約十八巻。犬猿の仲である食蜂操祈に協力を依頼しA.A.A.を調査する。 A.A.A.にアクセスして調査を進めていく段階で『神浄の討魔』という文字を見つけ、上条が窓のないビルへ乗り込んだ事を悟る。 上条を心配する食蜂操祈とタッグを組んで、A.A.A.を用いながら2人の合体技で窓のないビルの破壊を行った。 この時、食蜂操祈と協力することでA.A.A.による負担を軽減することに成功し、また食蜂操祈という新たな心の支えを得たことで、美琴自身の「成長の方向性を決定的に違えた」事の軌道修正が出来たようで、十五巻で見せていた狂気的な言動や精神は鳴りを潜めつつあった。 新約二十一巻。学園都市のブラックアウト後は南国のビーチに避難していたが、 上条に協力すべく、水着の上にレインコートを着た状態で食蜂とイギリスに来る。 相変わらず食蜂ともめていたが、上条が女騎士を侍らせているところを見つけてからは一気に息が合い、 「あいつロンドンに来てまで何してんのよお!!」 とバイクへと変わったA.A.A.に乗り、上条に向かっていった。 その後A.A.A.を使ってマッハ6で飛ぶところを父である御坂旅掛に目撃されている。 このとき、上条は美琴に対し『理解者』であるオティヌスやアレイスター、一方通行とも違った、心の拠り所としての信頼感を感じていた。かつて僧正から否定された際に上条が肯定をしていたかの如く証明させたことで美琴本人は理解していないものの、この事により美琴は報われたといえるかもしれない。 12月24日(創約一巻)。上条・インデックスとクリスマスパーティを楽しんでいたが、 一方通行の『手錠』に関する壮絶な騒動に巻き込まれ、上条と共闘した。 12月25日(創約二巻)では、上条がサンジェルマンウイルスに冒されタイムリミットが迫る中、 上条を救うため食蜂と共にアンナに立ち向かうものの、手も足も出ず惨敗し瀕死の重傷を負う。 魔術に手を出そうとするなど危うい様子を見せている。 最終的にカエル顔の医者の病院に搬送され、食蜂と相部屋になった。 同日夜(創約三巻)、オペレーション・ハンドカフスの最中に重傷を負った黒子も搬送されてきたため、 美琴・黒子・食蜂の3人が相部屋となっている。 【口調】 一人称は「私」、名前を直接呼ばない二人称は「アンタ」もしくは「あなた」。 固有の語尾や口調は基本的に無いが、怒ったときに口調が荒くなることがある。 (初期には「ちょっと」を「ちょろっと」と言うことがたまにあった) ただし怒っている際の口調の変化については鎌池和馬作品ではよくあることなので、 総じて一般的な喋り方と考えていいだろう。 なお、話し方の大きな特徴として「上条当麻の名前を(美琴視点の地の文も含めて)絶対に口に出さない」というものがある。 そのため上条の名前が当てはまるところは、 「アンタ」「コイツ」「アイツ」「この男」「あの人」という二人称・三人称で代用されている。 一応、新約十八巻では上条のことを思い出しながら「かみじょうとうま」と発言しているが、 これは字面の違う『神浄の討魔』を読んだものなので例外と見るのが妥当か。 【余談】 本作品のタイトルにもなっているインデックスだが、実は美琴よりも登場が遅い。 インデックスは一巻のp.26、美琴はp.13が初登場である。 「このライトノベルがすごい!」の連続女性キャラクター部門において、2010~2014年度・2016~2019年度で合計9回第1位を獲得した実績を持つ。 元電撃文庫編集長の三木一馬氏は「電撃文庫のヒロイン」と称した。 鎌池氏はとある魔術の禁書目録ノ全テで禁書キャラの中で友達にしたい相手に選んだ。 ちなみに中国の動画サイトのbilibiliはの名前は彼女のあだ名の「ビリビリ」に由来する。
https://w.atwiki.jp/index_characters/pages/26.html
○不良達 7月19日夜、第七学区の鉄橋付近の路上。1巻序章(結果だけ)及び超電磁砲7話。 幻想御手の情報を追って囮捜査を行ったが上条が余計な横槍を入れたために任務失敗。 上条を追いかけ出す不良に対して美琴は並走しながら食い下がったが、ガキと呼ばれてプッツン。 雷撃の槍で一瞬で不良達が全滅した。 ●上条当麻 7月19日夜、第七学区の鉄橋上。1巻序章。 上記戦闘の後、上条に追いついた美琴が一方的に攻撃。 超電磁砲(原作ではわざと外している)、雷撃の槍5発、落雷まで発生させるも全て幻想殺しに防がれた。 美琴は「殴られてないから引き分け」を主張している。 ●上条当麻 7月20日夕方、第7学区の上条の通学路上。1巻第1章5。 「じゃあ、マジメにやってもいいんかよ」という上条のハッタリで美琴が怯んだため、拳を交えることなく終了。
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/1681.html
御坂美琴(ビリビリ)(とある科学の超電磁砲)〔みさか みこと(びりびり)〕 作品名:とある科学の超電磁砲 作者名:[[]] 投稿日:2009年10月7日 画像情報:640×480px サイズ:158,044 byte ジャンル:゜[左向き]] キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2009年10月7日 とある科学の超電磁砲 個別み 左向き